【a fatalist】
部室の鍵を閉め俺たちは部室を後にした。
あの後、頭のはっきりしてきた俺はすぐにでも弦一郎に謝りたかったのだが時間がたってしまい切り出しにくかった。しかし、何とか勇気を振り絞り話を切り出す。
「……弦一郎。その……急にあんなことをして、すまなかっ
俺が謝罪の言葉を最後まで言い終わらない内に弦一郎が話し出す。
「悪かったな。その……できれば、ああいうのは先に……確認をとってくれないか。おまえは…データを取りたかったのだろうが、急だと色々……その、俺にも心の準備がある……。」
少し頬を紅くしてそういった弦一郎。俺はこのときデータテニスをしていて本当によかったと思った。そして、俺が弦一郎の親友であって良かったと思った。俺が親友だから弦一郎は俺を信頼している。俺は弦一郎に対する×情に気付いてはいけない、気付かせてもいけない…求めることで失ってしまうから。だから俺は真実から目をそらし否定する。。本当は分かっているのに……ソレが×だと気付いているのに。自らに暗示をかける。
俺は弦一郎を×していない (うそだ!!)
俺は×を知らないはずだ (うそだ!!)
俺に×情は必要ない (ほんとは…)
だから俺は弦一郎を×さない (×してほしいくせに!!)
おれは弦一郎が不思議がらないよう。さっきのはデータのためにしたのだと言った。そして次にデータを取るときは先に一言いうよ、っと言って俺は笑った。弦一郎、頼むから俺の思いに気付かないでくれ。怖いんだ。。おまえに嫌われるのが。
○あとがき
明日テストなのに何してるんでしょう(滝汗)
明るい話にするつもりが……どんどん暗くなってる。。もしかしたら管理人はシリアスしかかけないのかも;;
ちなみにつづき見たい人とか居ます?話はできてるんですけど文章にするのがめんどくさくてUPしないかもしれません。
こんな駄文ですが続きがみたいという人が居れば掲示板にでも書き込んでくだされば。面倒くさがりやの管理人も頑張ると思います。。